
今日はちょっとややこしいけど、意外と知られていない「病気による休職と有給休暇の関係」についてお話しします。
「病気で長く休むことになったんだけど、有給って使えないの?」
そんな疑問、持ったことありませんか?
結論から言うと…
有給休暇は使えるけど、休職に入った後は使えなくなる可能性が高い、が正解です。
ちょっとややこしいので、順番に見ていきましょう。
■ そもそも「休職」とは?
「休職」は、会社に籍は残したまま、働けない状態が続くときに一時的に仕事を休む制度。
病気やケガ、メンタルの不調など、治療に専念するために使われます。
会社によって制度や期間はまちまちですが、無給になることがほとんどです。
■ 有給休暇との違いって?
有給休暇(正式には年次有給休暇)は、働いた人の権利として法律で定められているもの。
給料が出るお休みです。
この有給、実は「働いている(在職中で労務提供が可能)状態」でないと使えないんです。
つまり、「休職中」は有給を申請できない期間なんですね。
■ 病気で休む=すぐ休職になるわけではない
ここがポイントです。
病気になってすぐ「休職」になるわけではありません。
たいていは、最初に「有給休暇」を消化し、それでも治らなければ「休職扱い」になるのが一般的です。
例:こんな流れ
- 体調不良で仕事を休む → 有給を使う
- 治療が長引きそう → 医師の診断書などを提出して「休職」へ
- 休職中は原則無給。会社の規定によっては傷病手当金の申請などが可能
■ 有給が使えるタイミングを見逃すな!
もし「少しずつ悪化していて、明日からもう無理…」という状況なら、
休職に入る前に、有給を使いたいと申し出るのがおすすめです。
「もう休職に入ります」と決まってからだと、有給の申請ができないケースもあります。
■ 会社の就業規則を確認しよう!
休職制度や有給の取り扱いは、会社によって微妙に違います。
トラブルを避けるためにも、就業規則を確認したり、人事部に相談するのが一番安心です。
■ まとめ
- 有給は「働ける状態」でないと使えない
- 病気で休んでも、最初は有給を使えることが多い
- 休職に入ってからは原則有給は使えない
- タイミングが大事!事前に申請しよう
- 会社の規定は必ず確認!
病気はつらいですが、制度をうまく使って少しでも安心して療養できるといいですね。
あなたの体と心がしっかり休めるように、この記事が役に立てばうれしいです。

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