
「食費の節約術」としてよく目にする「割引品のまとめ買い」について、本当に得なのかどうかを考えてみたいと思います。
■よくある光景:「○%引き」の誘惑
スーパーに行くと、夕方の時間帯には「半額」「3割引」などのシールが貼られた商品が並びます。つい「お得!」と思って、予定外のものまで手に取っていませんか?
でもちょっと待ってください。それ、本当に“得”していますか?
■「安く買う」と「上手に使い切る」は別の話
たとえば、消費期限が明日までの惣菜を半額で4つ買ったとします。1つ100円の品が50円で買えたとしても、食べきれず2つ捨ててしまったら、実際は100円分損したことになります。
つまり、割引品は使い切って初めて得になるのです。
■「安くたくさん」より「必要な分を適正価格で」
一方で、消費期限が長い商品を、使う分だけ計画的に買えば、無駄なく食べきることができます。金額的には安くなくても、ロスが出なければ結果的にお金を有効に使ったことになります。
■コスパの本質は「無駄を出さない」こと
節約というと「いかに安く買うか」に注目しがちですが、本当に大事なのは「いかに無駄なく使いきるか」です。安く買っても捨ててしまえば、それはマイナス。
また、冷蔵庫に「割引で買ったけど使わなかった食材」が増えると、管理も面倒になり、結果として無駄遣いが増えてしまうことも。
■結論:得するのは「計画的に安く買って、きちんと使い切る人」
- 割引品を買うのが悪いわけではありません。
- 自分が使いきれる量を見極めて買える人にとっては、割引品は大きな味方になります。
- 逆に「安いから」と多く買ってしまう人にとっては、損をしている可能性もあります。
【まとめ】
メリット | デメリット | |
---|---|---|
割引品まとめ買い | 単価が安い | 食べきれず捨てるリスク |
適正価格で必要分 | 無駄が出にくい | 単価は高く見える |
どちらが得かは「買い方」と「使い方」次第。
お得かどうかは“値段”ではなく、“使い切れるかどうか”で決まります。


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