うつ病で休職中。何もしないほうがいいのか、少しでも行動したほうがいいのか

その他

うつ病で休職していると、よくこんなことを考えてしまう。

「休職中は、何もせず、何も考えず、ひたすらボーっとしていたほうがいいのだろうか」
「それとも、将来のために、少しでも役に立つ知識や技術を身につけたほうがいいのだろうか」

答えが分からないまま、時間だけが過ぎていく。
そして考えれば考えるほど、焦りや罪悪感が増えていく。

「何もしない」は、立派な治療の一部

うつ病は「心の病気」ではあるけれど、実際には脳の疲労が大きいと言われている。
脳が回復するには、刺激を減らす時間がどうしても必要になる。

・考えない
・決断しない
・頑張らない
・成果を出そうとしない

こうした「何もしない時間」は、怠けでも逃げでもない。
回復のための行動そのものだ。

何もせずボーっとしている時間に、
「自分は何も生産していない」
「社会から取り残されている」
そう感じてしまう人は多い。

でも、今は“前に進む準備をしている時期”だと思っていい。

「将来のために何かしなければ」は、回復途中では重荷になる

休職中に、
「このままではダメだ」
「何か勉強しないと」
「スキルを身につけないと不安だ」
と感じるのは、とても自然なことだ。

ただ、注意したいのは、
その気持ちが“焦り”や“義務感”から来ていないかという点。

うつがまだ強い時期に無理に行動すると、

・できない自分に落ち込む
・三日坊主で自己嫌悪する
・「やっぱり自分はダメだ」と思い込む

こうした悪循環に入りやすい。

将来のための行動は、回復を早めるどころか、
逆に回復を遅らせてしまうこともある。

回復段階によって「正解」は変わる

大切なのは、今の自分がどの段階にいるか

① 何もしたくない・考えられない時期

→ 迷わず「何もしない」でいい
→ ボーっとする、寝る、空を見るだけで十分

② 少し余裕が出てきた時期

→ 「やらなければ」ではなく
→ 「ちょっと気になる」ことに触れる程度でいい
(5分読む、動画を流すだけ、など)

③ 気力が安定してきた時期

→ 初めて「将来に役立つかもしれない行動」を考えてもいい
→ ただし、結果や継続は求めない

どの段階にいても、「今の自分」を否定しないことが一番大切だ。

休職中に本当に大切なのは「回復すること」

休職中は、人生の遠回りをしているように感じるかもしれない。
でも、心と脳が壊れたまま走り続けるほうが、よほど危険だ。

今は、

・何もできなくてもいい
・何も成し遂げなくてもいい
・役に立たなくてもいい

ただ、生きて、回復することが一番の仕事。

将来役に立つ知識や技術は、
元気を取り戻してからでも、いくらでも身につけられる。

最後に

「何もしないほうがいいのか」
「何かしたほうがいいのか」

その答えは、
“今の自分が楽になるほう”でいい

今日はボーっとする日でもいい。
明日は少し何かに触れてみてもいい。

休職中の時間は、失われた時間ではない。
回復という、とても大切な時間なのだから。

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