学生のころは、友達がいて当たり前だと思っていた。
毎日顔を合わせ、何気ない話をし、特別な理由がなくても一緒にいる人がいた。
でも社会人になってから、少しずつそれが変わっていった。
会わなくなる理由は、いつも「自然消滅」
誰かと大きな喧嘩をしたわけでもない。
嫌いになったわけでもない。
ただ、
・仕事が忙しくなった
・休日は疲れて寝ていた
・連絡するのが面倒になった
・相手も同じように忙しくなった
それだけのことだった。
「また今度会おうね」
その“今度”は、結局来なかった。
気づいたら、誘う相手がいなくなっていた
休日にふとスマホを見て、
「誰かに連絡しようかな」と思ってから、
連絡先を眺めて、何もせず画面を閉じる。
そんなことが何度もあった。
いつの間にか、
遊びに行く相手
愚痴を言える相手
何気ない話をする相手
全部いなくなっていた。
そして、ある日気づいた。
友達が0人になっている、と。
友達がいない自分は、ダメなのか
正直、かなり考えた。
「人として問題があるのでは」
「性格が悪いのでは」
「社会不適合なのでは」
でも冷静に考えてみると、
社会人になると人間関係は“維持コスト”がかかる。
時間、気力、余裕。
どれか一つでも欠けると、関係は続かない。
それが続かなかったからといって、
必ずしも誰かが悪いわけではない。
一人になって分かったこと
友達が0人になって、寂しさはある。
でも同時に、少し楽になった部分もあった。
・無理に話題を作らなくていい
・誘いを断る罪悪感がない
・人間関係で消耗しない
一人の時間は静かで、
自分のペースを守れる。
「友達が多い=幸せ」
「友達がいない=不幸」
そんな単純な話ではないのだと思う。
0人は終わりじゃなく、状態のひとつ
今は友達が0人。
それは事実。
でも、それは「一生このまま」という宣告ではない。
今の自分の心と環境が、そうなっているだけ。
また余裕ができたら、
また誰かと話したくなったら、
その時に出会えばいい。
無理に作らなくてもいい。
無理に寂しがらなくてもいい。
社会人になって友達がいなくなった。
それは、よくある話で、
案外、誰にも言わないだけの話なのかもしれない。


コメント