1. 自分と違う考えを「間違い」と断じる人
どの職場にも、“自分の考えが正しい”と強く信じている人はいます。それが部下や同僚ならまだしも、上長だった場合は問題が深刻です。
「自分のやり方に従わない人間は協調性がない」「空気を読めない」。
そんなレッテルを貼り、少しずつその人を孤立させていく――いわゆる“村八分”のような扱いをするケースが、実際に存在します。
2. 多様性ではなく「同質性」が重視される組織
企業は「多様性」や「ダイバーシティ」を掲げますが、現場レベルでは真逆のことが起きていることも。
上長の気に入る価値観や方法論が“正解”とされ、それに従わない社員は「和を乱す存在」として扱われます。
たとえば、効率を重視して静かに仕事を進める人が、雑談好きの上長に「冷たい」「ノリが悪い」と評価される。
意見を率直に述べる人が、「空気を読まない」として排除される。
これらは単なる“好み”の違いであり、職務上の能力とは本来無関係なはずです。
3. 村八分の実態とその影響
こうした“村八分”の実態は目立たない形で進行します。
- 会議に呼ばれない
- 情報が共有されない
- 雑談の輪から意図的に外される
- 表面的には丁寧だが、仕事上で孤立させられる
こうした状態が続くと、対象になった人は「自分が悪いのかも」と自信を失い、精神的にも追い詰められていきます。
パフォーマンスが下がり、「やっぱりあの人はダメだ」とさらに悪循環が起こります。
4. 正しさの押しつけはリーダーではない
上に立つ人が「正しさ」を振りかざし、異なる考えを排除するのはリーダーではありません。
本来のリーダーとは、多様な意見を引き出し、違いを調整しながら力を引き出す存在のはずです。
自分と違う価値観を持つ人を「敵」ではなく「別の視点を持つ味方」として尊重できるか。
そこに、組織の成熟度が表れると思います。
まとめ:
「自分と違う人を排除する上司」は、組織を壊す。
誰もが自分らしく働ける職場をつくるためには、まずそうした“見えにくい排除”に気づき、声をあげることが第一歩です。
同調だけを求めるのではなく、違いを力に変える風土。それが、本当に働きやすい職場ではないでしょうか。


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