うつ病が治っていないのに新人教育を任されたとき

その他

職場で配置転換があり、新人が異動してくることになった。
そして班長から、なぜか私が「新人教育係」に任命された。

正直、驚いた。
なぜ、うつ病がまだ治っていない人間に、そんな責任の重い役割を押しつけるのか。
「今の状態を理解していないのでは」と思わずにいられなかった。


■ 無理をしてはいけない

うつ病の回復期は、一見ふつうに働けるように見えても、
心のエネルギーはまだ完全には戻っていない。
ちょっとしたプレッシャーや人との関わりで、
また症状がぶり返すこともある。

新人教育というのは、
自分の仕事をこなす以上に「人とのやりとり」が多く、
相手のペースに合わせたり、気をつかったりと、
見えないストレスが積み重なる仕事だ。

今の私には、それをこなす余力はない。


■ 「できません」と伝える勇気

日本の職場では、
「頼まれたことを断るのは悪いこと」と思いがちだ。
でも本当は違う。
体調を守るために断るのは、立派な自己防衛だ。

「まだ治療中で、人を教える余裕がありません」
「まずは自分の仕事を安定させたいです」

そう伝えることは、決して逃げではない。
再発すれば、結局は職場にも迷惑がかかるのだから。


■ 職場に必要なのは「理解」と「配慮」

うつ病になった人を「もう大丈夫だろう」と勝手に判断し、
配慮のない仕事を振るような職場は、
残念ながら“まとも”とは言えない。

本当に良い職場というのは、
「その人が安心して働けるように」
業務内容や環境を調整してくれる場所だと思う。


■ 自分を守るという選択

この経験を通して、改めて思った。
「自分の心を守れるのは、自分しかいない」
どんなに理不尽でも、無理をすればまた壊れてしまう。

だからこそ、勇気をもって伝えよう。
「いまの自分には無理です」と。

その一言が、
これからの自分を救うことにつながるかもしれない。

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